生データのCV≒対数変換後のデータの個体内変動(SD)

最終的には生物学的同等性試験に辿りつくんですが,「生データのCV値≒対数変換後のデータの個体内変動(SD)」ということが良く言われています。対数正規分布とかデルタ法とかいろいろつながっていくんですが,そもそも「対数変換後」の対数変換は自然対数?常用対数?といつもわからなくなるので,Rを使って簡単に確認。

set.seed(1)
xxx<-rlnorm(15,meanlog=0,sdlog=.5)
yyy<-log(xxx)
zzz<-log(xxx,10)
sd(xxx)/mean(xxx)
sd(yyy)
sd(zzz)

結果は生データのCV=0.4656377
自然対数変換後のデータのSD=0.5088473
常用対数変換後のデータのSD=0.2209896
生データのCVで近似できるのは,自然対数変換後のデータのSDです。